システムエンジニアとインフラエンジニアの違いが知りたい人「IT業界に転職したい。一応はシステムエンジニアを目指しているけど、インフラエンジニアという職種もあると聞く。システムエンジニアとインフラエンジニアの違いってなに?どちらを目指すべきかな?現役システムエンジニアの意見が聞きたい」
こういった質問にお答えします。
この記事を書いている私はシステムエンジニアとして9年ほど働いています。インフラエンジニアの方とも6年くらい一緒に働いています。
今からIT業界へ転職しようと行動しているあなたは、良い直感をお持ちのようですね。今後IT技術がさらに発展し、IT人材も不足してくるので、まさに今がチャンスという感じです。
システムエンジニアを目指し色々と調べていると、インフラエンジニアという職種もあることに気づいたあなた。でも、どういった違いがあるのかなんてわかりませんよね。
本記事では、システムエンジニアとインフラエンジニアの違いを知りたい方向けに、現役システムエンジニアの私が、システムエンジニアとインフラエンジニアの違いと、どっちを目指すべきかについて、解説します。
最初にどっちを目指すべきかの結論を言ってしまうと「まずはシステムエンジニアを目指すべき」です。
それでは以下の順番で進めます。
- システムエンジニアとインフラエンジニアの違い
- システムエンジニアとインフラエンジニアなるならどっち?
3分ほど読み終わるのでどうぞお付き合いください。m(_ _)m
スポンサードサーチシステムエンジニアとインフラエンジニアの違い
システムエンジニアとインフラエンジニアはともに、システムを作る仕事ですが、役割に違いがあります。
システムと一言にいっても、いくつかの部品に分かれています。以下のイメージを見てください。
上記のように、サーバーの上に、実際にユーザが使うアプリが乗っているというイメージです。建物に例えると、建物を支える基礎がサーバー、基礎の上の立っている建物がアプリという感じです。
一般的に言われているシステムエンジニアはアプリを作る人を言います。別名アプリケーションエンジニアとも言います。
インフラエンジニアはサーバーを構築する人を言います。サーバーは作るものではなく、売られているものを買って組み合わせて、サーバーを構築します。
例えば、サーバーを買って、Windowsをインストールして、データベースをインストールして、アプリをインストールして・・・みたいなことをします。
アプリを作るシステムエンジニアは完全にモノづくりという感じですが、インフラエンジニアはモノを作るというよりかは、モノを組み立てるという感じです。
インフラエンジニアはシステムを支える基礎を作り、システムエンジニアは実際にユーザに使われるアプリを作る、といった感じで役割分担をしています。
それでは次にシステムエンジニアとインフラエンジニアの仕事内容について、もう少し具体的な内容をお話ししますね。
システムエンジニアの仕事内容
システムエンジニアの仕事の具体例をいくつかあげます。
- お客さんと一緒にどういったシステムを作るのかを考える
- システムを作る方法(プログラミングのやり方)を考える
- プログラマーにプログラミングを依頼する
- インフラエンジニアが考えたサーバーの仕様についてお客さんに説明する
上記のような感じです。システム開発のプロジェクト責任者はシステムエンジニアとなるので、インフラエンジニアが考えたサーバーの仕様も、システムエンジニアがお客さんに説明することが多いです。
正直なところ、サーバーのスペックを説明してもお客さんは「ポカーン( ゜Д゜)」としていることが多いです(笑)
インフラエンジニアの仕事内容
インフラエンジニアの仕事の具体例をいくつかあげます。
- システムが安定稼働するようなサーバーのスペックを考える
- どういったユーザがシステムを利用するのかを考えてネットワーク経路を確保する
- サーバーやネットワーク機器を発注してお客さんに納品する
- サーバーにWindows Updateを適用する
- システムのバックアップの運用を考える
上記のような感じです。インフラエンジニアは、プログラミングはほぼやらないです。Windowsの設定をいじくったり、ネットワークのLANケーブルを抜き差ししたり、パソコンをスペックにワクワクしたりしてます。
お客さんの業務知識は一切いらないので、かなりIT技術寄りなマニアックな仕事になります。
3年くらい前までは、物理サーバーを買ってお客さんに納品をしていましたが、今は物理サーバーではなくクラウドを使うことが多くなってきたので、今のインフラエンジニアはクラウドに関する知識も持つ必須になりました。
システムエンジニアとインフラエンジニアなるならどっち?
それでは次にシステムエンジニアとインフラエンジニアのどちらを目指すべきかについてお話ししします。
IT業界で9年ほど働いている私の意見としては、「まずはシステムエンジニアを目指すべき」です。
クラウドの発展により、一からサーバーを構築する必要がなくなった
アマゾンが提供しているAWS(アマゾン ウェブ サービス)や、マイクロソフトが提供しているAzure(アジュール)など、物理サーバーを持っていなくても、ボタン一つでクラウド上にサーバーを構築することができる時代になりました。
クラウドを使えば、前よりも簡単にサーバーが構築できるようになったので、サーバーを構築するだけのインフラエンジニアの受領が減ってきています。
インフラエンジニアは、さきほど上げたAWSやAzureに詳しくならないと今後やっていけない時代が来ています。
インフラエンジニアからシステムエンジニアになるのは難しい
最初にインフラエンジニアになってしまうと、業務知識やプログラミング技術を学ぶ機会がほぼなくなるので、インフラエンジニアからシステムエンジニアになるのはかなり難しいでしょう。
逆に最初にシステムエンジニアになってから、インフラ系の知識を身につけていけば、アプリの開発も、インフラの構築もできる、なんでもできるエンジニア(フルスタックエンジニア)を目指すことができます。
システムエンジニアになれば、システム開発の過程でサーバーの設定などをインフラエンジニアと話す機会が普通にあるので、インフラ系の知識も身につきやすいです。
最近はシステムエンジニアがクラウドを使ってインフラ構築する場合が多い
システムエンジニアとして9年ほど働いていますが、最近はシステムエンジニアがアプリを作る延長上で、AWS(クラウド)を使うケースが多いです。
つまり、システムエンジニアとインフラエンジニアの境い目がなくなってきているのです。
まず、システムエンジニアとして働いてアプリの開発を極めてから、インフラ系の知識を徐々に身につけていく。
最終的には、アプリの開発も、インフラの構築もできる、なんでもできるエンジニア(フルスタックエンジニア)を目指すべきかなと思います。
最後に
今回はシステムエンジニアとインフラエンジニアの違いを知りたい方向けに、現役システムエンジニアの私が、システムエンジニアとインフラエンジニアの違いと、どっちを目指すべきかについて、解説しました。
「まずはシステムエンジニアを目指すべき」が結論でした。
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