KatsuhiroBlog

妻と娘が大好きな現役エンジニア。IT、ブログ、投資を中心に発信します。

IT

システムエンジニアに有利な学部とは【現役SEが語る】

更新日:

システムエンジニアを目指す高校生・大学生「システムエンジニアになりたいと思っている。システムエンジニアを目指すうえで、どういった学部の大学が有利なのか知りたい。できれば現役システムエンジニアに教えてほしい」

こういった質問にお答えします。

この記事を書いている私はシステムエンジニアとして9年ほど働いています。

システムエンジニアを目指すうえで、有利な学部は存在するのでしょうか?

「システムエンジニア=技術屋というイメージが強く、理系の方が有利なのでは?」と思う人が多いと思います。

特に文系でシステムエンジニアを目指している方は、本当にシステムエンジニアとして働いていけるか不安ですよね。

本記事ではそんなあなたの悩みを解決するために、現役システムエンジニアの私が、システムエンジニアになるにはどういった学部が有利なのかについて、お話しします。

最初に結論を言ってしまうと「新卒でシステムエンジニアを目指すなら学部は一切関係ない」です。

それでは以下の順番で進めていきます。

  1. 新卒でシステムエンジニアを目指すなら学部は一切関係ない
  2. システムエンジニアとして働くなら学部よりもプログラミング経験の方が重要

3分ほどで読み終わりますので、どうぞお付き合いください。m(_ _)m

スポンサードサーチ

新卒でシステムエンジニアを目指すなら学部は一切関係ない

新卒でシステムエンジニアを目指すなら学部は一切関係ありません。なので文系であろうが、理系であろうが気にしなくてOKです。

そもそもほとんどの企業の応募資格は「学部・学科不問」

これはシステムエンジニアの企業だけではなく、ほとんどの企業で言えることですが、そもそも応募資格は「学部・学科不問」がほとんどです。

大手SIer企業である「NTTデータ」も「野村総合研究所(NRI)」も新卒採用は「学部・学科不問」です。

企業側は学部よりも学歴を重視

残念なお知らせですが、いまだに日本企業は学歴社会が色濃く残っています。システムエンジニアの企業も同じで「学歴 >>> 学部」です。

正直なところ、私の会社の採用担当も最初の書類選考は学歴である程度フィルターをかけています。募集人数に対して人が集まり過ぎると、書類審査は学歴順で落とされます。学科は関係ありません。

新卒採用は即戦力を求めているわけではない

企業が新卒採用で求めているのは「即戦力があるか」ではなく「将来性があるか」です。

企業は、あくまで「すぐには会社に貢献できないけど、将来的に会社に貢献してくれそうだから採用しよう」という気持ちなので、学部は関係なく採用します。

実際に私の同期は20名くらいでしたが、10名は文系だったので、文系・理系半々くらいの割合でした。

こういった感じで、新卒でシステムエンジニアを目指すのであれば学部は関係ありません。どちらかというと学部よりも学歴が重視されます。

なお、具体的にどんな大学に行くべきかは下記の記事で詳しく書いているので、どうぞご覧ください。

システムエンジニアとして働くなら学部よりもプログラミング経験の方が重要

それでは次に、システムエンジニアになったあと、学部によって有利不利な場面が存在するかについて、お話しします。

実は学部によって有利不利が決まるのではなく、最初のうちはプログラミング経験の有無がすべてです。

新人研修でプログラミング研修がある

普通のシステムエンジニアの企業であれば、必ず新人研修でプログラミング研修があります。
※というかプログラミング研修がない企業はブラック企業の可能性が高いので絶対にやめておきましょう。

大抵、新人向けのプログラミング研修はチームを組んで「在庫管理システム」「商品発注システム」みたいなものを自分たちで作ります。

プログラミング経験者であれば、このプログラミング研修で挫折することはありませんので、学部というよりもプログラミング経験の方が重要です。

私は理系の学部でした。数学がメインの学部だったのですが、プログラミングの授業がほんの少しだけあったのが幸いし、新人向けのプログラミング研修ではそこまで抵抗感なくやっていくことができました。

理系の場合、プログラミングの授業がある学部もあると思いますが、文系の場合は、プログラミングの授業がない場合が多いので、少しでもプログラミングに触れておくのをオススメします。

以下のサイトは無料でプログラミングを学べます。

また以下のプログラミングスクールは1週間の無料期間があるので無料期間だけ使ってみるという方法をオススメします。

配属されたあとも最初はプログラミングをやらされる

新人研修が終ったら、次は配属です。配属される部署によって仕事は変わってくるとは思いますが、大抵最初は、プログラミングをやらされます。

私の場合は2年くらいはずっとプログラミングをやらされました。実務で作るプログラムは難易度が高いと感じましたが、新人向けのプログラミング研修でプログラミングの基礎をおさえていたので、なんとか乗り切ることができました。

こういった感じでシステムエンジニアとして最初にやる仕事はプログラミングをすることが多いので、学部というよりかはプログラミング経験があるか、ないかの方が重要になってきます。

プログラミングをする仕事を乗り切れないと次のステップへ行けない

システムエンジニアにせっかくなれたとしても、最初のプログラミングをする仕事を乗り切らないと次のステップへ進むことができず挫折してしまいます。

システムエンジニアの仕事はプログラミングをするだけではなく、システムの仕様をお客さんと決めたり、お客さんにシステムの内容を説明したり、お客さんと接する仕事もあります。

お客さんと接する仕事は、実務でプログラミング経験を積み、システムの中身をちゃんと理解していないと、勤まらない仕事です。

私の場合は3年目くらいから、プログラミングをするだけではなく、お客さん向けにシステムの仕様を説明したり、システム開発のスケジュール管理をする仕事が徐々に増えてきました。

私も同期で会社を辞めてしまった人もいます。その人はコミュニケーション能力が高く、人に物事を説明することも長けていましたが、プログラミングにどうしても馴染めず会社を辞めてしまいました。

このように、システムエンジニアとして、次のステップへ進むにはプログラミングをする仕事を乗り切らないといけません。

補足:プログラミングスキルがついたらあとはその人の実力次第

プログラミングスキルがある程度身についたあとは、完全に学部関係なくその人の実力次第です。

文系出身者で、人と話すのが得意という人であれば、コミュニケーションスキルを活かしてセールスエンジニアを目指すのも良いでしょう。

理系出身者で、論理的思考、データ分析が得意という人であれば、データサイエンティストやデータアナリストを目指すのも良いでしょう。

つまり、プログラミングスキルをちゃんと身につけさえすれば、あとは学部関係なく自分の得な分野を攻めていけばいいわけです。

最後に

本記事では、システムエンジニアを目指す高校生・大学生向けに、現役システムエンジニアの私が、システムエンジニアになるにはどういった学部が有利なのかについて、お話ししました。

結論は「新卒でシステムエンジニアを目指すなら学部は一切関係ない」でした。

また、「システムエンジニアとして働く上ではプログラミング経験が重要」というお話もしました。

もしあなたがプログラミング経験がなく、システムエンジニアを目指しているなら、まずはプログラミングを経験してみましょう。

プログラミング初心者はPythonから学ぶことをオススメします。詳細は下記の記事をご覧ください。

以上です。

-IT

かつひろ

妻と娘が大好きな30代のシステムエンジニアです。家族と一緒に自由な暮らしを得るために、毎日ブログをコツコツ更新中。

プロフィール詳細