激務で悩むシステムエンジニア「毎日納期に追われ、納期前は終電が当たり前。転職したいけど他業種に転職する勇気もない。保守系システムエンジニアは楽、と聞くけど実際どうなんだろう?現役の保守系システムエンジニアの意見が聞きたいな」
こういった疑問にお答えします。
こんにちは、かつひろです。
私は9年間システムエンジニアとして働いています。今は保守系システムエンジニアとして働いている30代前半です。
システムエンジニアって激務な現場もありますよね。特に金融系システムの開発などは、お客さんが厳しかったり、障害はゼロが当たり前と言ってくるし、本当に辞めたくなりますよね。
でも、他業種への転職は怖くてできない人多いのではないでしょうか?
そんな激務で悩んでいるシステムエンジニアだけど他業種への転職は怖いというあなたが、システムエンジニアとして働きつつ激務から解放される方法があります。
その方法は保守系システムエンジニアに転職することです。
今回は、現役保守系システムエンジニアの私が、激務で悩むシステムエンジニアは保守系システムエンジニアに転職すべき3つの理由について解説します。
激務で悩むシステムエンジニアは保守系システムエンジニアに転職すべき3つの理由は以下の通りです。それぞれ解説していきますね。
- 保守系システムエンジニアは納期をお客さんと自由に調整できる
- 保守系システムエンジニアは基本的に毎日定時に帰れる
- IT人材は超売り手市場なので保守系システムエンジニアになれるチャンス
保守系システムエンジニアは納期をお客さんと自由に調整できる
「システム開発」は納期が決まっています。そのため、納期前になると終電まで毎日残業が当たり前という最悪な状況が多発します。
「システム保守」はシステムを使っているお客さんと保守契約というものを結んでいます。
保守契約範囲内でできることは限られているので、もしお客さんが無茶な要求を言ってきても断ることができます。また、納期をお客さんと自由に調整できます。
具体的には以下のようなやり取りをします。
お客さん「新しい画面を作ってほしいんだけど」
保守系システムエンジニア「申し訳ありません。新しい画面の作成は保守契約範囲外となっています」
お客さん「そうか、わかった。ではA画面に1つ項目を追加してほしい」
保守系システムエンジニア「承知しました。1ヶ月ほどかかりますがよろしいですか?」
お客さん「わかった。お願いする」
このような感じで、無茶な要求は「保守契約範囲外」の一言で断ることができますし、納期もお客さんと自由に調整できます。
保守系システムエンジニアは基本的に毎日定時に帰れる
「システム開発」は忙しさに波があります。先ほど書いたように納期前になると終電帰りが当たり前になったり、テスト中に障害が発生すると手戻りが発生して急に忙しくなったりします。
「システム保守」は保守契約で保守サービスの時間帯が決まっています。例えば「8:00~17:00」「9:00~18:00」のような感じで大体8時間労働(休憩時間1時間含む)基準です。
お客さんからの問い合わせは保守サービスの時間帯しか発生しないので、必然的に保守サービスの時間帯を過ぎればやることがなくなります。結果、毎日定時に帰ることができます。
もちろん、システム障害が発生した場合は残業する場合もありますが、残業で夜勤になった場合は翌日に午前半休を取ることができます。
具体例として、保守系システムエンジニアの私の直近6ヵ月の労働時間は以下の通りです。
2018/11 | 145:00 |
2018/12 | 141:30 |
2019/01 | 154:00 |
2019/02 | 155:30 |
2019/03 | 150:30 |
2019/04 | 150:30 |
1日8時間で1ヵ月20日、働くとすると1ヵ月間の労働時間は残業なしで160時間です。
保守系システムエンジニアの私は1ヵ月間の労働時間は160時間未満なので、労働時間はかなり少なめですね。
IT人材は超売り手市場なので保守系システムエンジニアになれるチャンス
今は空前のIT人材の超売り手市場です。転職して保守系システムエンジニアになれる最大のチャンスと言っても良いでしょう。
下記を見てください。転職サイト(doda)の最新(2019/3)の求人倍率を見ると、「IT・通信」は「6.04」倍となっています。
転職希望者1人に対して、6件の求人がある計算になります。全体の平均が「2.17」倍なので、明らかにIT人材が売り手市場であることがわかりますね。
もし、あなたが激務で悩んでいるなら、まずは最初の一歩として転職サイト(無料)に登録をしましょう。
転職サイトに登録するなら下記のような大手を中心に登録しておけばOKです。登録する転職サイトが重要なのではなく、あなたとマッチする企業を探すのが重要だからです。
- リクルートエージェント:大手の転職サイトその①
- マイナビIT AGENT:大手の転職サイトその②
- ワークポート:元々はIT業界専門の転職サイト
- 第二新卒エージェントNeo:第二新卒専用の転職サイト
「システムエンジニアとして働いているが激務で悩んでいる」
「他の業種への転職は怖いから、保守系システムエンジニアになりたい」
など、あながた本当に悩んでいることを転職エージェントの方に打ち明けてみてください。きっと相談に乗ってくれますよ。
補足:転職は自分が企業を選ぶという姿勢が大切
少し補足ですが、せっかく転職するのですから、自分の価値観にあった企業を選ぶべきです。
転職エージェント担当者と相談しながら自分が気に入った企業を選び、面接まで行きつけた場合は、企業側へ媚を売るだけでなく、自分の価値観を正直に言いましょう。
なぜなら面接は、企業側があなたを審査するのと同時に「あなたが企業側を審査する」タイミングだからです。
あくまで、転職は自分が企業を選ぶという姿勢が大切です。
保守系システムエンジニアになったら年収は減る?
「保守系のシステムエンジニアって、残業が少ないから年収は減るんじゃないの?」という意見もありますよね。
確かに激務で長時間残業しているシステムエンジニアが、保守系システムエンジニアになったら残業しなくなるので残業代がなくなり年収は減ります。
ただ、裁量労働制をうまく使えば、残業なしでも残業代をもらうことができます。30代で保守系のシステムエンジニアに転職すれば、会社にもよると思いますが、裁量労働制で採用される可能性が高いです。
裁量労働制で採用されれば、残業しなくても基本給に残業代が上乗せされます。
具体例として私の場合は、裁量労働制なので基本給に20時間の残業代が上乗せされています。ちなみに30代前半で年収550万円です。
※裁量労働制は残業しなくても残業代がもらえるようになりますが、逆にいくら残業しても残業代が増えることがないので注意してください。
最後に
今回は現役保守系システムエンジニアの私が、激務で悩むシステムエンジニアは保守系のシステムエンジニアに転職すべき3つの理由について解説しました。
激務に悩むシステムエンジニアの方も保守系のシステムエンジニアになれば激務から解放されます。
悩む暇があればさっさと転職サイトに登録して激務からおさらばしちゃいましょう。
- リクルートエージェント:大手の転職サイトその①
- マイナビIT AGENT:大手の転職サイトその②
- ワークポート:元々はIT業界専門の転職サイト
- 第二新卒エージェントNeo:第二新卒専用の転職サイト
以上です。