- 仕事で、お客さん向けの説明資料を作っているが、文章の書き方にいつも迷う。
- ブログをやっているが、文章の書き方がわからない。書き方のテンプレートを見てもしっくりこない。
こういった疑問にお答えします。
こんにちは。Katsuhiroです。
システムエンジニアのサラリーマンとして9年間、社内向け、お客さん向けの資料を1,000ファイル以上は作ってきました。
- どうすれば、分かりやすく伝わる文章が書けるか。
- 論理的(ロジカル)な文章を書くことはできるようになったが、それだけではしっくりこない。
こういった疑問を持ちながら、試行錯誤した結果、【本能・共感・ロジカル】の3つポイントを考えて文章を書くことが大切という結論になりました。
それでは、以下の順番で進めていきます。
- そもそも、どうして文章を書くのか?理由を考えよう
- 本能的に拒否されない文章を考えよう
- 導入部分に読者が共感する文章を書こう
- 論理的(ロジカル)に文章を書こう
そもそも、どうして文章を書くのか?理由を考えよう
そもそも、なぜ皆さんは文章を書くのでしょうか?文章を書く理由・目的はいろいろあると思います。
- ブログで商品レビューを書いて、読者に商品を買ってほしい。
- ブログでニュースに対するコメントを書いて、自分の思いを伝えたい。
- お客さんに何か製品を買ってもらいたい。
- 上司にプロジェクト計画書を見せて、承認してほしい。
- 部下向けに作業指示書を書いて、作業してほしい。
いろいろな理由・目的はあると思いますが、結局、「読み手に何か行動をしてほしい」から、文章を書きますよね。
でも、そもそも書いた文章が読み手に伝わらなければ、意味はありません。
なので、読み手に伝わる文章を論理的(ロジカル)に書く必要があります!ロジカルライティングをしましょう!
・・・
と、ここまでがいわゆる一般的なロジカルライティングをする理由になるわけですが、私はこれではしっくりこなかったので、今回はもう少し深堀します。
そもそも、人間は何か情報を受け取ったとき、どういった順番でその情報を受け入れるのでしょうか?
- 本能的に拒否する内容でないか
- 共感できる内容か
- 論理的な内容か
この順番になります。実は論理的かどうかは最後なのです。なんとなくしっくりきたでしょうか?
例えば、プログラミング未経験の人が、「プログラミング 勉強方法」で検索し、あるサイトを見たとします。
サイトを見たときに、「見るからに怪しいサイト」、「レイアウトが崩れているサイト」、「汚い言葉を使った文章ばかり」のサイトを見たとき、本能的に拒否しますよね。
次に、書いている人の人物像が見えない、共感するような内容がないと、半信半疑で文章を読むことになるので、頭に入りづらいですよね。
最後に、自分が知りたい内容が論理的に分かりやすく書いてあれば、読み手は内容を最後まで読んでくれますよね。
というわけで、いくら分かりやすく良い文章を書こうが、その文章へのたどり着く道筋をちゃんと考えてないと、意味がないということです。
それでは、次に【本能・共感・ロジカル】の3つのポイントで文章を書く方法について、説明していきます。
本能的に拒否されない文章を考えよう
本能的に拒否されない文章を考えましょう。文章というより、全体的な見せ方の問題ですね。
最初に本能的に拒否されてしまうと、伝えたい文章までそもそもたどり着きません。
具体例を紹介します。
ブログの場合
最低限で良いと思うのですが、このKatsuhiroBlogでは以下を気を付けています。
- レイアウトは崩れていないか。
- 色を使いすぎて見づらくなっていないか。
- 怪しい広告はないか。
お客さん向けの資料の場合
こちらも最低限で良いと思いますが、私は会社で以下に気を付けています。
- フォントは統一されているか。
- 会社名、担当者名は間違っていないか。
- 印刷設定は1ページ1枚に収まっているか。
本能的に拒否されないよう上記のような最低限のことは必ずやっておきましょう。
導入部分に読者が共感する文章を書こう
導入部分に読者が共感する文章を書いて、読者の興味を引きましょう。
最初に読者が共感する文章がないと、伝えたい文章を本気で読んでくれません。せっかく良い文章を書いても、効果が薄れてしまいます。
具体例を紹介します。
ブログの場合
読者目線の疑問を書くことによって、共感を得ましょう。また、書き手の自己紹介、思っていることを書くことで、書き手も同じ気持ちだということをアピールして、共感を得ましょう。
- 読者が困っていること、疑問に感じていることを書く。
- 読者が困っていること、疑問に感じていることについて、自分の経験談を書く。
- 可能な範囲で良いので、自分の自己紹介をする。
お客さん向けの資料の場合
お客さん向けの資料を書くときは、書き手の自己紹介は不要ですが、お客さんの課題は導入部分に持ってきたほうが、共感を得やすいです。また何のための資料かという目的も導入部分に持ってきて、共感を得ましょう。
- お客さんの課題を書く。
- 資料の目的を書く。
この記事の導入部分も同じように、読者の疑問、書き手の自己紹介と思っていることを書いています。
このような形で、導入部分に共感を得る文章を書きましょう。
論理的(ロジカル)に文章を書こう
最後に、書いた文章が、論理的な文章となっているか確認しましょう。
論理的な文章なっていないと、読み手に伝わりづらい文章になってしまいます。
論理的な文章とは、簡単に言うと、「結論」「理由」「具体例」がちゃんと書かれているかです。
前述の「導入部分に読者が共感する文章を書こう」を見ると、「結論」「理由」「具体例」の順番で記載されていることがわかります。
- 結論:導入部分に読者が共感する文章を書いて、読者の興味を引きましょう。
- 理由:最初に読者が共感する文章がないと、伝えたい文章を本気で読んでくれません。せっかく良い文章を書いても、効果が薄れてしまいます。
- 具体例:具体例を紹介します。
論理的な文章を書く手法として、ロジカルライティングという手法がありますが、私もこの手法を用いてます。
詳しく勉強したい人は、以下の書籍を参考にしてください。
最後に
文章の書き方の3つのポイントについて、ご紹介しました。
【本能・共感・ロジカル】
です。みなさんもぜひ実践してください。
以上です。