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【必見】相手の記憶に残る文章の書き方【記憶に焼きつく6原則】

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相手の記憶に残る文章を書きたい人「ブログをやっていて、相手の記憶に残る文章を書きたいと思っている。でも、具体的な書き方なんてわからない。誰か教えてくれないかな」

こういった疑問にお答えします!

この記事は『アイデアのちから』という書籍から学んだ「記憶に焼きつく6原則」を解説する記事です。

記憶に残る文章を書きたいと苦労しているあなた。何もない状態から相手の記憶に残る文章を書くなんて、超難しいですよね。

そもそも、記憶に残る文章とはどういった文章でしょうか?早速、具体例を出してみましょう。

  • 「コカ・コーラを飲むと骨が溶ける」
  • 「人間は脳の10%しか使えていない」
  • 「二兎を追う者は一兎をも得ず」

上記の通り。「コカ・コーラを飲むと骨が溶ける」は完全に出どころのわからない古い迷信ですが、あなたの記憶には未だに残っているのでは?

実は、記憶に残る文章にはある6つの原則があるんです!

何もない状態から文章を考えるのではなく、「記憶に焼きつく6原則」を1つ1つチェックしながら、文章を修正していくと、自然と「記憶に残る文章」が出来上がります!

とうわけで、本記事では、記憶に残る文章を書きたいあなた向けに、「記憶に焼きつく6原則」について解説します。

本記事を読めば、あなたも記憶に残る文章を書くことができますよ。

まずは、そもそもなぜ記憶に残る文章を書く必要があるのかについて解説し、後半で記憶に残る文章の書き方について解説します。

3分ほど読み終わるのでどうぞお付き合いください。m(_ _)m

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なぜ記憶に残る文章を書く必要があるのか

そもそも、なぜ記憶に残る文章を書く必要があるのでしょうか?

文章を書く理由は人それぞれですが、人に何かを伝えたいという理由がほとんどのはず。

人に何かを伝えるうえで、記憶に残る文章がかなり有効なんですよね。

記憶に残る文章 >>> 正確な文章

いくら正確で詳細な文章を書いたとしても、その文章を読み手が一時的に理解するだけで、文章を読み終わったら、忘れてしまうことがほとんどです。

具体的に「正確な文章」と「記憶に残る文章」を比較してみましょう。どちらもポップコーンに入っている脂肪が多いことを説明しています。

ポップコーンには飽和脂肪37グラム入っており、1日の摂取量(20グラム以下)の約2倍も含まれています。

ポップコーンには飽和脂肪が含まれています。その脂肪量は、ベーコンエッグの朝食と、ビックマックとフライドポテトの昼食と、ステーキの夕食を合わせたものよりも、さらに多いのです。

前者の方が正確な情報を伝えていますが、記憶に残りやすいのは圧倒的に後者ではないでしょうか?

もう一つ具体例を出します。「ザボン」というフルーツの説明をしています。

ザボンとは最も大きな柑橘(かんきつ)類です。皮は非常に厚いですが、柔らかく剥きやすいです。果肉の色は薄黄色で、果汁が豊富なものもあれば乾いたものもあります。また、甘酸っぱくておいしいものもあれば、酸味がきついものもあります。

ザボンとは、超巨大グレープフルーツです。皮は非常に厚く、柔らかいです。

こちらも、前者の方が正確な情報を伝えていますが、記憶に残りやすいのは圧倒的に後者ですよね。

記憶に残る文章は文章構成よりも効果的

相手に伝わる文章を書くためには、文章構成のテンプレートを用いると効果的ということをよく聞きますよね。

確かにその通り。よくブログで用いられるのが「PREP法」です。

  1. Point(結論)
  2. Reason(理由)
  3. Example(事例・具体例)
  4. Point(結論)

先ほどのポップコーンに入っている脂肪が多いことを説明した文章に「PREP法」を当てはめてみましょう。

ポップコーンに入っている脂肪は多いです。(結論)
なぜならココナッツ油をたっぷり使っているからです。(理由)
具体的には、飽和脂肪が37グラム入っており1日の摂取量(20グラム以下)の約2倍も含まれています。(事例・具体例)
このように、ポップコーンに入っている脂肪は多いのです。(結論)

さきほどの文章よりは多少わかりやすくなったと思いますが、

ポップコーンには飽和脂肪が含まれています。その脂肪量は、ベーコンエッグの朝食と、ビックマックとフライドポテトの昼食と、ステーキの夕食を合わせたものよりも、さらに多いのです。

こちらの記憶に残る文章の方が、ガツンと頭に入ってきませんか?

文章構成もすごく大事なのですが、記憶に残る文章の方が効果的ということがわかりますよね。

記憶に残る文章は不老不死

記憶に残る文章のすごいところは、その拡散力や寿命の長さです。

最強の記憶に残る文章は“ことわざ”です。

例えば「犬も歩けば棒に当たる」ということわざがありますよね。

おそらく、あなたは小学生の国語の授業で学んだっきり、誰からも「犬も歩けば棒に当たる」意味を教えられていないはず。

国語の授業内容は一切思い出さなくても、「犬も歩けば棒に当たる」の意味はすぐに思い出せますよね。

しかも、“ことわざ”はインターネットやテレビがない時代から、いや、紙さえなかった時代から存在する文章。まさに不老不死の文章ですよね。

また、「コカ・コーラを飲むと骨が溶ける」という迷信がありますが、科学的な根拠が一切ないこの文章も、未だにあなたの記憶に残っていますよね。

おそらく誰かがでっち上げた迷信ですが、この文章も記憶に残る文章だったからこそ、自然に拡散され、未だに記憶に残っていると言えます。

記憶に残る文章の拡散力、寿命の長さは、本当にすごいですよね。

というわけで、相手に何か伝えるために文章を書くのであれば、記憶に残る文章はかなり有効です。

記憶に残る文章の書き方【記憶に焼きつく6原則】

記憶に残る文章にどういったイメージを持っていますか?

おそらく、クリエイティブで、誰も思いつかないような、奇抜な発想が含まれていると、イメージしますよね。

でも実は、記憶に残る文章には6つの原則があり、下記の6つの原則を守りさえすれば、記憶に残る文章は誰にでも書くことができます!

  1. 単純明快である
  2. 意外性がある
  3. 具体的である
  4. 信頼性がある
  5. 感情に訴える
  6. 物語性

「えー6つもあるの…全部満たすとか不可能じゃね?」と思いますよね。大丈夫です。6つのうち、なるべく多く満たすようにかんばればOKです。

それでは、6つの原則の概要を簡単に説明します。

単純明快である

文章のもっとも核となる部分を見極めるにはどうすればいいのでしょうか?

あなたが書く文章の中に、伝えたいこと(核となる部分)が多すぎると、記憶に残りづらくなります。

当たり前の話ですが、単純明快な方が記憶に残りますよね。

具体例として「サボン」の説明の例をもう一度見てみましょう。

ザボンとは最も大きな柑橘(かんきつ)類です。皮は非常に厚いですが、柔らかく剥きやすいです。果肉の色は薄黄色で、果汁が豊富なものもあれば乾いたものもあります。また、甘酸っぱくておいしいものもあれば、酸味がきついものもあります。

ザボンとは、超巨大グレープフルーツです。皮は非常に厚く、柔らかいです。

ポイントは一番伝えたいこと(核となる部分)を文章の頭に持ってくること。そして、補足情報は添える感じ(補足情報はなくてもOK)。

意外性がある

文章に関心を持ってもらうためにはどうすればいいのでしょうか?

意外性があると、驚きます。驚きがあると関心を持ってもらえますよね。

具体例を見ていきましょう。飛行機の機内放送で流れた内容です。

しばしお聞きください。ぜひ皆様に、安全面のご案内をしたいと思います。1965年以降、自動車に乗ったことがないというお客様、シートベイトを正しく締めるには、平らな金具をバックルの中にスライドさせてください。外すときは、バックルを持ち上れば外れます。
また、歌にもありますように、恋人と別れる方法は50通りもありますが、この飛行機から脱出する方法は6つしかありません。前方に出口が2つ、左右の翼の上に非常用脱出口が2つ、そして、後方に出口が2つです。それぞれの出口の位置は、頭上の案内板と、通路沿いに設置された赤と白のディスコ調の照明で示されております。

普通、機内放送なんて誰も聞いていませんよね(笑)。でも、上記の場合はどうでしょうか。意外性のある文章を含めることで、記憶に残りやすい文章になっています。

意外性があると、思わず見てしまいますよね。

具体的である

文章をきちんと理解してもらうためにはどうすればいいのでしょうか?

例えば、「自転車」と「正義」という単語があった場合、どっちの方が記憶に残りやすいと思いますか?

きっとあなたは「自転車」の方が記憶に残りやすいと思ったでしょう。

人間は具体的な単語(自転車)の方が、抽象的な単語(正義)よりも、記憶に残りやすいという特性を持っています。

「正義」という単語を説明するときに、「正義とは、倫理、合理性、法律、自然法、宗教、公正などに基づく道徳的な正しさに関する概念」と説明してもわかりづらいですよね。

「正義とは、重い荷物を持ったおばあちゃんの荷物を代わりに持ってあげること」と説明した方が、はるかにわかりやすいです。

信頼性がある

文章を信じてもらうためにはどうすればいいのでしょうか?

信頼性のある人が書いた文章の方が、信じてもらいやすいですよね。

  • プログラミングをするならWindowsよりもMacの方がオススメと、システムエンジニアが言った
  • プログラミングをするならWindowsよりもMacの方がオススメと、学校の先生が言った

上記のどちらの方が信じてもらえると思いますか?おそらくシステムエンジニアが言ったほうが信じてもらいやすいはず。

なぜならシステムエンジニア=プログラミングに詳しいというイメージ(信頼性)があるから。

もしあなた自身に信頼性がなくても、「ホリエモンがオススメと言った本です!」とか「本田圭佑も通ったプログラミングスクール」とか、有名人の信頼性を利用するという手もあります。

感情に訴える

文章を心にとどめてもらうためにはどうすればいいのでしょうか?

具体例を見てみましょう。世界の恵まれない子供たち向けに寄付金を募る場合、どちらの文章が効果的だと思いますか?

マラウィの食糧難は300万人の子供に影響を与えています。
アンゴラでは、国民の3分の1にあたる400万人が難民や国内避難民となっています。
エチオピアでは、1,100万人の国民が緊急食糧援助を必要としています。

寄付金はすべてロキアという少女に贈られます。ロキアはアフリカのまりに住む7歳の少女。深刻な飢えに脅かされています。皆様の寄付金があれば、ロキアはもっとよい暮らしができるのです。

前者の方が、統計的な要素も含まれており正確な情報ですが、後者の方が、寄付金は多く集まります。

物語性

文章を読んで相手に行動してもらうためにはどうすればいいのでしょうか?

どういった行動をすればいいか模範となる物語性があれば行動してもらえます。

私はブログのアクセス数が伸びずに悩んでしました。

朝から夜にかけて会社で働き、会社から帰ってきたら夜遅くまでブログを書く毎日。

このままでは誰も読まれない記事を大量生産してしまうだけ。何とかしたいと思った私は、読まれる文章に関する本を手あたり次第読みまくりました。

いくら本を読んでブログで試してみても、なかなかうまくいきません…

「もう自分にはブログの才能はないんだ… あきらめよう 」と思っているときに、出会った本が『アイデアのちから』。

この本に書かれている「記憶に焼きつく6原則」が説得力抜群だったので、自分のブログで試してみることに…

結果はなんと、この本を読んだ後のアクセス数が1.5倍に!

初めて自分のやってきたことは間違っていなかったんだと救いになりました。

上記の通り、物語性を含めることで、あなたも『アイデアのちから』を少しは読んでみたいと考えたのではないでしょうか?

というわけ簡単にまとめると、記憶に残る文章は「単純明快で、意外性があり、具体的で、信頼性があって、感情に訴える物語」を満たす文章ということ

あなたも自分の文章が「記憶に焼きつく6原則」に当てはまるかチェックしましょう!

さいごに

本記事では、記憶に残る文章を書きたいあなた向けに、「記憶に焼きつく6原則」について解説しました。

簡単におさらいすると、「記憶に焼きつく6原則」は下記の通り。

  1. 単純明快である
  2. 意外性がある
  3. 具体的である
  4. 信頼性がある
  5. 感情に訴える
  6. 物語性

おそらく本記事を読んだだけでは、詳細まで理解できないと思うので、本記事を書くために参考にした『アイデアのちから』をぜひ読んでみてください。

補足:何度も繰り返すことが重要

記憶に残る文章を書くスキルを身につけるためには、

文章を書く

記憶に焼きつく6原則を使ってチェック

文章を直す

上記を繰り返すしかありません。継続することが最重要。

知識を持っているだけでは意味はありません。何度でも何度でも繰り返して、文章を書くスキルを身につけましょう!

以上です。

-ライフ

かつひろ

妻と娘が大好きな30代のシステムエンジニアです。家族と一緒に自由な暮らしを得るために、毎日ブログをコツコツ更新中。

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