- 新卒・転職でシステムエンジニアになりたいと考えているけど、システムエンジニアって残業が多いと聞く。残業なしのシステムエンジニアになる方法はないのかな?
- 現役システムエンジニアだけど、残業が多すぎてつらい。残業なしで生きてみたい。
こういった疑問にお答えします。
こんにちは、かつひろです。
この記事を書いている私は、システムエンジニアとして9年間働いています。私の先月の労働時間は150時間でした。毎月140~160時間くらいです。
通常、1日の労働時間は8時間なので、一ヵ月間に20日働いたとすると160時間が残業なしの労働時間になります。それと比べると私の労働時間はかなり少ないと言えます。
「労働時間が少ないからその分、給料も少ないのでは?」と思う人もいると思います。
私は30代前半で、年収は550万円くらいはもらえています。30代前半のシステムエンジニアの平均年収は510万円ぐらいなので平均年収より少し多いくらいです。
なので、労働時間が少ない割に比較的、年収は良いと言えます。
今回は、残業に苦しんでいるシステムエンジニアの人、これからシステムエンジニアになろうと考えてる人に向けて、システムエンジニアとして残業なしで、生きるためにはどうすればいいのかをお話しします。
以下の順番で進めます。
- 残業が多いシステムエンジニアの特徴とその理由
- システムエンジニアとして残業なしで生きるためにやるべきこと
残業が多いシステムエンジニアの特徴とその理由
9年間システムエンジニアとして働いている私が、残業時間が多いシステムエンジニアの特徴とその理由についてお話しします。
残業が多いシステムエンジニアの特徴は大きく以下の5つです。
- 複数の案件を担当している、明らかにキャパオーバー
- プログラムが読めない書けない
- 残業が習慣化している
- 仕事が生きがいだと思っている
- 家に帰らない理由を探している
複数の案件を担当している、明らかにキャパオーバー
複数案件を担当していて、明らかにキャパオーバーになっている人がいます。
キャパオーバーになってしまう理由は、「自分の力量を見誤っている」「優秀すぎて仕事をたくさん振られてしまう」「仕事を断る勇気がない」などがあげられます。
自分ができる以上の仕事を抱えているわけですから、残業が増えるのも当たり前ですね。
プログラムが読めない書けない
「システムエンジニアは、システムの要件を決める、システムの設計をするのが仕事だから、プログラムが読めなくても、かけなくても大丈夫」と言う人がいます。
確かに最低限の仕事はできると思いますが、プログラムが読めない書けないと、システムの仕様を理解するのに、時間がかかります。その結果、残業が増えます。
残業が習慣化している
残業が習慣化している人がいます。仕事中にスマホを見る、タバコ休憩が多いなど、そもそも仕事をさっさと終わらせる気がないので、残業が増えます。
仕事が生きがいだと思っている
会社で仕事をするのが幸せに感じている人もいます。仕事をするのが楽しいので、いくら残業しても苦にならないようです。
家に帰らない理由を探している
無趣味な人、家庭に居場所がない人などは、そもそも家に帰る理由がないので、自然と会社にいる時間が長くなり、残業をしています。
システムエンジニアとして残業なしで生きるためにやるべきこと
システムエンジニアとしてほぼ残業なしで生きている私が、実際にやっていること、常に意識していることは以下です。
- プログラムは読める書けるようにする。自分でプログラミングをする機会をあえて設ける
- 無駄な作業はやらない
- 上司には厳しく、部下には優しくする
- 仕事中は仕事に集中する
- 仕事以外に趣味を見つける
- 睡眠時間は7~8時間はとる
プログラムは読める書けるようにする。自分でプログラミングをする機会をあえて設ける
プログラムが読める書けるほうが、明らかに、作業スピードがあがります。
システムエンジニアの主な仕事は、「システムの要件を決めること」「システムの設計を決めること」などシステム開発の上流工程と言われる作業です。
その仕事をするうえで、どのようにプログラミングをすれば実現できるかをイメージしながら作業できると、悩みながらシステムの要件、設計を考えることがなくなるので、作業スピードが圧倒的に早くなります。
また、プログラミングのスキルを忘れないために、私の場合は、システムの要件を決める、システムの設計をする以外に自分でプログラミングする機会をあえて作っています。
無駄な作業はやらない
システムエンジニアだけでなく、すべての業種に言えることですが、無駄な作業はすべてやらないようにしましょう。
例えば、誰も見ていない日報や、ただ集まって作業報告するだけの定例会はありませんか?
何の目的もない無駄な作業は絶対にやらないようにしましょう。
上司には厳しく、部下には優しくする
無駄な作業や本来自分がやらなくても良い作業を上司から押し付けられたりしてませんか?
私の経験上、頼りにすべきは上司よりも部下です。
システムエンジニアの仕事はチーム単位で動くことが多いです。頼りになる上司が一人いるよりも、頼りになる部下が複数いる方が、チーム単位の作業スピードは格段にあがります。
そのため、私は「上司には厳しく、部下には優しくする」を徹底するようにしています。その結果、チーム全体の残業時間も10時間以内に収めることができています。
仕事中は仕事に集中する
これは当たり前の話かもしれませんが、仕事中は仕事以外なにもやらないようにしています。
デスクの上にスマホをおいている人が多いですが、それだと作業に集中できませんよね。
仕事以外に趣味を見つける
仕事以外に趣味を見つけて早く帰る理由を作りましょう。趣味じゃなくても、家族と過ごしたい、副業したいなどの理由でもOKです。
会社で仕事をするよりも、楽しいこと・優先すべきことがあると、会社にいるときに「どうやったら早く帰れるか」を常に意識して仕事するようになります。
睡眠時間は7~8時間はとる
適正な睡眠時間は人それぞれ違うと思いますが、ちゃんと睡眠時間が取れていると、長時間、仕事に集中できます。
お昼休み中に寝たり、お昼明けに眠そうに、うとうとしている人がいますが、それは睡眠不足が原因ですよね。
睡眠時間をちゃんと確保することは、健康にもよく、すぐ実践できることなので、ぜひやってみてほしいです。
「残業が多すぎてそもそも睡眠時間が確保できないよ!」という人もいると思います。そういった人は、転職をオススメします。逃げ出したいときは、逃げ出しましょうよ。
現状、システムエンジニアは超売り手市場ですし、今後も売り手市場は続くので、転職活動すれば、ほぼ100%転職できます。以下にシステムエンジニア向けの転職サイトのリンクを貼っておきますね。
- リクルートエージェント:大手の転職サイトその①
- マイナビIT AGENT:大手の転職サイトその②
- ワークポート:元々はIT業界専門の転職サイト
- 第二新卒エージェントNeo:第二新卒専用の転職サイト
最後に
システムエンジニアとしてほぼ残業なしで生きている私が、システムエンジニアでも残業なしで生きる方法についてお話ししました。
- プログラムは読める書けるようにする。
- 無駄な作業はやらない
- 上司には厳しく、部下には優しくする
- 仕事中は仕事に集中する
- 仕事以外に趣味を見つける
- 睡眠時間は7~8時間はとる
何よりも重要なのは「残業したくない」という強い気持ちです。上記を常に意識して働いて、残業なしの素敵なシステムエンジニアとして生きていましょう。
以上です。