システムエンジニアの海外出張に興味がある人「システムエンジニアに興味を持っている。海外で働くことにも興味があるのだが、システムエンジニアは海外出張があるのだろうか?具体的にどうすれば海外出張に行くことができるのかを教えてほしい。できれば海外出張経験のある現役システムエンジニアに教えてほしいな」
こういった疑問にお答えします。
この記事を書いている私はシステムエンジニアとして9年ほど働いています。海外出張も4回経験があります。
将来、海外での活躍も見越して、事前にシステムエンジニアに海外出張があるかを確認しているあなた。向上心があって素晴らしいですね。
本記事では、システムエンジニアの海外出張に興味があるあなた向けに、海外出張経験のある現役システムエンジニアの私が、システムエンジニアの海外出張事情について、自分の経験を交えながら解説します。
本記事を読めば、システムエンジニアとしてどういった仕事に関われば、海外出張に行くことができるのかがよくわかりますよ。
3分ほどで読み終わりますので、どうぞお付き合いください。m(_ _)m
それでは以下の順番で進めていきます。
- システムエンジニアが海外出張へ行くパターンとは【現役SEが解説】
- システムエンジニアが海外出張へ行くために必要なこと【現役SEが解説】
システムエンジニアが海外出張へ行くパターンとは【現役SEが解説】
システムエンジニアが海外出張するパターンは大きく以下の3パターンです。それぞれ解説しますね。
- 海外向けのシステムを開発するために海外出張する
- システムを開発中のオフショア先を視察するために海外出張する
- IT系の海外イベントに参加するために海外出張する
海外向けのシステムを開発するために海外出張する
1つ目の海外出張パターンは、海外向けのシステムを開発するために海外出張するパターンです。具体例を3つあげますね。
- 三菱UFJ銀行のシンガポール支店向けのシステムを開発するために、現地に行ってプロジェクトを管理する
- みずほ銀行のニューヨーク支店向けに開発したシステムを納品するために、現地に行って納品作業をする
- 中国の銀行向けにシステムを売るために中国に行って新しいプロジェクトを立ち上げる
上記のような感じです。まじめに働くために海外出張するパターンです。
お客さん先で働くために海外出張をするので、出張先でのホテルの用意や食事はすべて自分で用意する必要があります。
基本的に出張先で通訳はつかないので、事前に語学の勉強をする必要があります。
システムを開発中のオフショア先を視察するために海外出張する
2つ目の海外出張パターンは、システムを開発中のオフショア先を視察するために海外出張するパターンです。
オフショアとは、単価の安い中国やミャンマーにシステムの開発部分(プログラミング)を外注することです。
こちらも具体例を3つあげますね。
- システム開発が始まる前に、今回開発するシステムの要件を対面で説明するために中国のオフショア先へ海外出張する
- オフショア先が開発したシステムの品質が悪かったので、品質を上げるためにミャンマーのオフショア先へ海外出張する
- セキュリティ監査の名目で年1回のサイクルで中国のオフショア先へ海外出張する
上記のような感じです。システム開発を発注したオフシュア先に海外出張するパターンです。
この場合はオフショア先から招かれていく場合もあるので、まじめに働きに行くというよりは、接待されにいくような意味合いも含まれています。
基本的にお客さん扱いでオフショア先へ行くことになるので、オフショア先の人がホテルを代わりに取ってくれたり、毎日ホテルからオフショア先の会社まで車で送迎してくれたりします。
私が海外出張する場合は、大体がオフショア先へ海外出張するパターンです。もちろんまじめに働きますが、仕事が終わったあとは、オフショア先の人が夕食に連れて行ってくれます。
正直なところ、身の回りの世話をほとんどオフショア先の人がやってくれるので、オフショア先への出張はかなりオススメですよ(笑)
IT系の海外イベントに参加するために海外出張する
3つ目の海外出張パターンは、IT系の海外イベントに参加するために海外出張するパターンです。具体例を3つあげますね。
- AWSの世界的イベントである「AWS re:Invent」に参加するために海外出張する
- 世界最大の家電見本市「CES」に参加するために海外出張する
- Googleの開発者向けイベントである「Google I/O」に参加するために海外出張する
上記のような感じです。大手のシステムエンジニアの会社で働いていると、会社のお金を使って、IT系の海外イベントに参加することが可能です。
会社の代表として行くことになるので、大抵の場合は参加したあとに自社向けにどういったイベントだったかを報告する必要があります。
私の会社でも、海外のイベントに参加した人はパワポを作って全社員向けに発表する場を設けています。
IT系の海外イベントはアメリカで開催される場合が多く、セッションもすべて英語の場合がほとんどです。
そのため、英語のヒアリング能力をある程度持っていないと、せっかく参加したのに、何を言っているかわからないという悲惨な状況になるので気を付けましょう(笑)
システムエンジニアが海外出張へ行くために必要なこと【現役SEが解説】
システムエンジニアが海外出張へ行くパターンについて解説したので、次はどうすれば海外出張へ行けるのかについて解説します。
2つの前提事項さえクリアできれば海外出張に行けますよ。
まずはある程度偉くなる【前提事項1つ目】
まずはある程度偉くなることが前提です。「偉くなる=部長になる」レベルではなく、チーム内で有識者くらいのレベルまで行けばOKです。
ある程度偉くなる必要がある理由は、少しは実力がないと海外出張しても何も功績を上げることができないので、上司も許可しづらいからです。
年次で言うと3~5年目くらいでしょうか。現場リーダー的なレベルにはなっていると思います。
海外出張する可能性があるプロジェクトに参加する【前提事項2つ目】
2つ目の前提事項は、海外出張する可能性があるプロジェクトに参加することです。
そもそも海外にかかわるプロジェクトに参加していないと、海外出張の話も出てきません。
具体的を2つ上げます。
- システムの開発部分をオフショア先に発注しているプロジェクト
- 海外で利用されるシステムを開発するプロジェクト
上記のようなプロジェクトの話が出たら積極的に参加しましょう。
あとは海外出張へ行くチャンスが来たら手を上げればOK【行動するだけ】
あとは簡単です。
海外出張の話がでてきたら「私行きたいです!」と手を上げるだけです。
海外出張へ行きたがる人は正直そこまでいないのが現状なので、ある程度実力を持っている人であれば、上司も許可を出してくれますよ。
最後に
今回は、システムエンジニアの海外出張に興味があるあなた向けに、海外出張経験のある現役システムエンジニアの私が、システムエンジニアの海外出張事情について、自分の経験を交えながら解説しました。
これであなたもシステムエンジニアとして海外出張へ行くにはどうすればいいかイメージが付いたのではないでしょうか。
海外に関連するプロジェクトに参加して、ある程度偉くなって、あとはタイミングを待つだけです。
システムエンジニアは程よく海外出張に行ける職種だと思います。システムエンジニアに興味が出てきたら、以下の転職エージェントに無料で登録して、良い会社のオファーが来るのを待つという方法がオススメですよ。
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以上です。