システムエンジニアを目指す人「システムエンジニアになりたいと思っている。システムエンジニアの中にはお客さん先に常駐して働く人がいるらしいけど、ぶっちゃけどうなんだろう?現役システムエンジニアに教えてほしいな」
こういった疑問にお答えします!
※最初に結論を言うと“客先常駐はやめた方がいい”です。まずは転職エージェントに登録することをおすすめします。
でも、今すぐに転職エージェントに登録する必要はありません。本記事を読んでから判断すればOKです。
この記事を書いている私は、30代の現役システムエンジニアです。お客さん先に常駐した経験もあります。
システムエンジニアを目指すあなた。客先常駐についても調べているなんて、すばらしいですね!
現役システムエンジニアが語る、客先常駐システムエンジニアの真実について、聞いてみたくはありませんか?
というわけで、本記事では、システムエンジニアの常駐事情が気になるあなた向けに、現役システムエンジニアの私が、
客先常駐システムエンジニアってぶっちゃけどうなのか
ついて、解説します。
本記事を読めば、客先常駐のシステムエンジニアについてよくわかり、常駐なしのシステムエンジニアになる方法がわかりますよ。
本記事を読まないと、客先常駐のシステムエンジニアになってしまうかもしれません。
結論から言うと、
客先常駐は絶対にやめるべき
です。
3分ほど読み終わるのでどうぞお付き合いください。m(_ _)m
それでは以下の順番で進めていきます。
- システムエンジニアは常駐はマジでやめた方がいい【3つの理由】
- 客先常駐なしのシステムエンジニアになる方法【失敗しない会社選び】
システムエンジニアは常駐はマジでやめた方がいい【3つの理由】
客先常駐とは何かについて、最初に簡単に説明すると、大手SIer(一次請けや二次請け)の会社に常駐して働く、別の会社(三次請けや四次請け)のシステムエンジニアです。
システム開発は人手がいるので、大手SIerの正社員だけでは人数が足りず、別の会社の人を雇って代わりに働いてもらうという感じ。
ちょっと意味が分からないと思いますが、例えると、マックがバイトを雇って、正社員っぽく働かせているのと似ています。
こういった客先常駐をしているシステムエンジニアはマジでやめた方がいいです。その理由は以下の3つ。それぞれ解説しますね。
- スキルが伸びない
- 強制的に残業せざるを得ない
- 給料が低い
スキルが伸びない
客先常駐のシステムエンジニアはスキルが伸びづらいです。
理由は常駐先の社員から単純作業を振られる可能性が高いから。
そもそも大手SIerが自社の正社員は使わず、わざわざ別の会社のシステムエンジニアを雇う理由はなんでしょうか?
単純に人手が足りないという場合もありますが、価値の低い作業を正社員に作業させたくないからです。
例えば、システム開発の中には、システムをテストした結果をエクセルに貼り付けるという単純作業があります。
テストの証跡を残すという大事な作業ではありますが、この単純作業をしてスキルが付くと思いますか?市場価値が高くなると思いますか?
客先常駐のシステムエンジニアはこういった単純作業をさせられる場合があるので、スキルが伸びづらいと言えます。
強制的に残業せざるを得ない
客先常駐のシステムエンジニアは残業がどうしても多くなりがちです。
理由は単純。常駐先で仕事をした後に、自社に戻って打合せや会議をする必要があるからです。
具体的には以下のような感じ。
- 「9:00~18:00」まで常駐先で働いた後、自社に戻り「19:00~21:00」まで定例会議
- 「9:00~18:00」まで常駐先で働いた後、自社に戻り「19:00~19:30」まで1ヶ月分の勤怠登録
もちろん、常駐先で残業が発生する場合もあるので、残業がさらに上乗せされる場合も。
基本的に常駐先で毎月1ヶ月分の労働(160時間)を強いられるので、自社の作業も含めると必然的に毎月1ヶ月分以上の労働をすることになるんです。
ちょっと意味わかりませんよね。
給料が低い
客先常駐のシステムエンジニアは給料が低い傾向になります。
理由は大きく以下の2つ。
- 常駐先のシステムエンジニアよりも単価が上がることはない
- その単価から会社の利益を引いた額が給料となる
例えば、常駐先の大手SIerのシステムエンジニアの単価が100万円とします。
お客さんから1ヶ月10人いれば開発できるシステムのプロジェクトを依頼された場合、以下のようになります。
「今回のシステム開発っていくらかかるの?」
「単価100万で10人分なので1,000万になります」
「なるほど。わかった」
「よし。お客さんには単価100万って言ったけど、他の会社のシステムエンジニアを雇って利益を出そう」
「単価70万のシステムエンジニアを9人雇って、あと1人は自分がマネージャーを担当するか」
「100万-70万=30万の利益が9人分だから270万の利益が出るぞ♪」
上記のように、客先常駐システムエンジニアは、絶対に常駐先の大手SIerのシステムエンジニアより単価が高くなることはありません。
単価が常駐先のシステムエンジニアよりも高くなることはないので、必然的に給料も低くなります。
例えば、大手SIerから単価70万で雇われた場合、半分以上は自社の利益として引かれてしまうので、給料としては30万くらいしか残りません。
こういった感じで、客先常駐のシステムエンジニアは、どうしても給料が低くならざるを得ない労働環境なのです。
補足:客先常駐のいいところは様々な職場を経験できること
客先常駐のシステムエンジニアにも、いいところはあります。
それは様々な職場を経験できることです。普通であれば、会社に勤めると、転職しない限り、その会社から抜け出すことができません。
客先常駐のシステムエンジニアの場合は、色々なIT企業へ常駐して働くことができます。
様々な現場で働くことで、色々な会社の特徴が見れたり、人脈が広がったりするので、面白いですよ。
また、すべての常駐先が劣悪な職場環境ではないので、運が良ければ、自己成長に繋がるいい会社に巡り合うことも、もちろんあります。
客先常駐なしのシステムエンジニアになる方法【失敗しない会社選び】
客先常駐のシステムエンジニアにならないためにはどうすればいいのか気になりますよね。
ここからは、客先常駐なしのシステムエンジニアになる方法について、お話しします。
そもそも客先常駐が多いシステムエンジニアの会社ってどこ?
客先常駐の多い会社は、「独立系」のSIerです。独立系は自社製品を持っていない場合が多く、そもそもIT人材派遣会社として成り立っている会社も多いので、客先常駐の可能性が高いです。
詳しくは以下をどうぞ。
客先常駐なしのシステムエンジニアになる方法は?
客先常駐なしのシステムエンジニアになるには、会社選びが重要です。
会社選びのポイント以下の2つ。
- 自社製品を持っている
- システム開発の上流工程を担当している
自社製品を持っている会社は、自社の製品・サービスを売ることを生業にしていることが多いので、そもそも常駐する必要がありません。
また、システム開発の上流工程を担当している会社であれば、その会社自体が大手SIerで、客先常駐のシステムエンジニアを雇う立場なので、常駐することはありません。
あなたが、システムエンジニアに就職・転職する際は、この2つのポイントを考えながら、会社を選んでくださいね。
さいごに:まずは転職エージェントに登録して様子見でOK
今回は、システムエンジニアの常駐事情が気になるあなた向けに、現役システムエンジニアの私が、
客先常駐システムエンジニアは、ぶっちゃけどうなのか
について、解説しました。
簡単に振り返ると、客先常駐システムエンジニアを絶対にやめた方がいい理由は以下の3つ。
- スキルが伸びない
- 強制的に残業せざるを得ない
- 給料が低い
客先常駐なしのシステムエンジニアになるための会社選びのポイントは以下の2つでした。
- 自社製品を持っている
- システム開発の上流工程を担当している
客先常駐のシステムエンジニアにならないためにも、優良企業が他の人に取られる前に、転職エージェントへ登録しちゃいましょう。
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