IT業界に就職・転職したい人「システムエンジニアとプログラマーって結局何が違うの?なるならどっちが良いの?システムエンジニアとプログラマーの両方を経験している現役システムエンジニアに教えてほしい」
この記事を書いている私はシステムエンジニアとして9年働いています。
最初はプログラマーとして働いていましたが、3年目からシステムエンジニアとして働いています。
IT業界を経験していない人にとって、システムエンジニアとプログラマーにどういった違いがあるかなんてわかりませんよね。
今回は、システムエンジニアとプログラマーを両方経験している私が、システムエンジニアとプログラマーの違いとなるならどっちが良いかについて解説します。
これを読めば、あなたも自分がシステムエンジニアとプログラマーどちらを目指すべきか考える良いきっかけになりますよ。
3分くらいで読み終わりますので是非ご覧ください。
結論を言ってしまうと
「なるならシステムエンジニア、でもプログラミングスキルは学ぶべき」
です。
それでは以下の順番で進めていきます。
- システムエンジニアとプログラマーの仕事内容の違い
- システムエンジニアとプログラマーの年収の違い
- システムエンジニアとプログラマーなるならどっち?
システムエンジニアとプログラマーの仕事内容の違い
システムエンジニアとプログラマーの仕事内容の違いについて解説します。
システム開発の流れ
いきなり、「システムエンジニアとプログラマーの違い」に入る前に、まずはシステム開発の流れについて簡単に説明します。
①どういったシステムを作るかお客さんと一緒に考える
②システムを作る方法(プログラミング)をやり方を考える
③プログラミングを行いシステムを作る
④作ったシステムをテストする
⑤お客さんに作ったシステムを触ってもらい最終確認をしてもらう
⑥システムをお客さんに納品する
ざっくり言うと上記のような感じです。
システムエンジニアの仕事はどういったシステムを作るか考えること
①~⑥の中で、システムエンジニアは以下をメインに担当します。
①どういったシステムを作るかお客さんと一緒に考える
②システムを作るやり方(プログラミングのやり方)を考える
⑤お客さんに作ったシステムを触ってもらい最終確認をしてもらう
⑥システムをお客さんに納品する
お客さんと接点となる部分を担当するイメージですね。
また、システム開発全体のスケジュール管理やプログラマーが作成したシステムをレビューしたりと①~⑥の作業すべてにかかわっています。
サッカーで例えると戦略を考えたり選手たちを指揮する監督でしょうか。また、サッカーで負けると監督が責任を取りますよね。
システムエンジニアも一緒でシステム開発が炎上すると責任を取るのはシステムエンジニアです。
プログラマーの仕事はシステムエンジニアが考えたシステムを作ること
①~⑥の中で、プログラマーは以下を担当します。
③プログラミングを行いシステムを作る
④作ったシステムをテストする
システムエンジニアが考えたシステムを実際に手を動かしながら作るのがプログラマーです。
サッカーで例えると実際にプレーをする選手という感じでしょうか。フォワード、ディフェンスがいるように、プログラマーにもインフラ担当、アプリ担当みたいな感じで役割が分かれています。
補足:システムエンジニアにプログラミングスキルは不要は本当?
システムエンジニアは、お客さんにシステムの内容を説明したり、システム開発のスケジュールを管理したりと、自分が実際にプログラミングをすることがないので、プログラミングスキルが不要という話をよく聞きます。
確かにプログラミングスキルよりもコミュニケーションスキルが必要な時が多いですが、現役システムエンジニアの私の意見は、「プログラミングスキルのないシステムエンジニアは幸せになれない」です。
詳細については、下記の記事で解説してますのでご覧ください。
システムエンジニアとプログラマーの年収の違い
それでは次にシステムエンジニアとプログラマーの年収の違いについて説明します。
2017年のシステムエンジニアとプログラマーの平均年収は以下の通りです。
※厚生労働省の調査結果より算出
- システムエンジニア「550万円」
- プログラマー「414万円」
システムエンジニアの方が100万円ほど給料が高いですね。
システムエンジニアの方が年収が高い理由
システム開発は、システムエンジニアがお客さんからシステム開発の仕事を受注することがはじまりです。
プログラマーはシステムエンジニアが仕事を受注しないと仕事をもらえないのでシステムエンジニアの方が、年収が高くなりやすいです。
また、プログラマーを雇うのはシステムエンジニアなので、雇い主(システムエンジニア)の方が立場が強くなりがちです。この立場の違いも年収に影響してます。
プログラマーのまま年収を上げる方法
プログラマーのままでも年収を上げる方法はあります。例えば以下の2つです。
- 流行りのプログラミング言語をマスターする
- フリーランスになる
プログラミング言語別の平均年収を見てみましょう。
上記のように「Go」「Scala」「Python」など流行り(平均年収の高い)プログラミング言語をマスターしているとその分年収が高くなりやすいです。
また、フリーランスになると、会社を経由せずあなたに給料が払われるので給料は高くなります。
プログラマーはプログラミングをするのが仕事なので、単独での作業がメインになります。そのため、フリーランスになりやすいと言えるでしょう。
システムエンジニアとプログラマーなるならどっち?
システムエンジニアとプログラマーもスタート地点は、プログラミングスキルを高めるということに変わりはありません。
ある程度プログラミングスキルがつくと、システムエンジニアになるのか、プログラマーのままでいるのかという選択をします。
システムエンジニア向けの人
「実際にお客さんと会話してどういったシステムを作るかを考えたい」「年収をもっと増やしたい」「プログラミングはぶっちゃけ好きじゃない」という人はシステムエンジニアになりましょう。
プログラマー向けの人
「プログラミングが好き」「実際に手を動かしてモノづくりがしたい」「常に最新技術を会得したい」という人はプログラマーになりましょう。
結論:最強はプログラミングスキルの高いシステムエンジニア
システムエンジニア、プログラマー両方を経験している私の結論としては「プログラミングスキルの高いシステムエンジニアが最強」です。
正直なところ、今後、IT技術の発展により、システムエンジニアが考えたことをAIがそのままプログラミングする時代が来るので、プログラマーの需要は減る可能性があります。
また、IT技術の発展に取り残されないシステムエンジニア(プログラミングのスキルの高いシステムエンジニア)にならないと今後生き残れない時代になります。
例えば、Pyrhonで機会学習(AI技術)の仕組みを作ることができ、それを他のサービスに組み込んだり、新しい価値を生み出せるシステムエンジニアになったらまさに最強ですよね。
さいごに
IT業界に就職・転職したい人向けに、現役システムエンジニアの私が、システムエンジニアとプログラマーの違いとなるならどっちが良いかについて解説しました。
これであなたもシステムエンジニアとプログラマーの違いが分かったのではないでしょうか。
あなたはシステムエンジニアとプログラマーどちらを目指しますか?
なお、 IT業界に転職したいと考えているなら、まずは転職エージェントの登録から始めてみましょう。
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また、以下の記事にシステムエンジニアに強い転職サイトについて記載してますので、是非ご覧ください。
早く行動しないと優良企業が他の人にとられてしまいますよ。
以上です。