独学でシステムエンジニアになりたい人「システムエンジニアになりたいけど、お金もないしプログラミングスクールには行きたくない。独学でシステムエンジニアになる方法について教えてほしい。できれば現役システムエンジニアに教えてほしい」
こういった疑問にお答えします。
この記事を書いている私はシステムエンジニアとして9年くらい働いています。
システムエンジニアになったことがない人が、独学でシステムエンジニアになる方法なんてわかりませんよね。
今回は、独学でシステムエンジニアになりたい人向けに、現役システムエンジニアの私が、独学でシステムエンジニアになる方法について解説します。
最初に結論を言ってしまうと、「独学である程度自信がついたら即システムエンジニアに転職しましょう」です。
3分くらいで読み終わるのでお付き合いください。
最初にシステムエンジニアになるために必要なスキルを説明して、そのあとに必要なスキルを独学で学ぶ方法について解説します。
それでは以下の順番で進めていきます。
- システムエンジニアに必要なスキル
- 独学でシステムエンジニアに必要なスキルを身につける方法
- 独学で自分に自信がついたらシステムエンジニアになるために行動をしよう
システムエンジニアに必要なスキル
まずは、システムエンジニアに必要なスキルについて、現役システムエンジニアの私が解説します。
システムエンジニアに必要なスキルは大きく下記の4つです。
- コミュニケーションスキル
- 論理的思考力
- プログラミングスキル
- マネジメントスキル
「え?プログラミングスキル以外にも必要なスキルがあるの?」と思う人もいると思いますが、システムエンジニアの仕事は「システムを開発すること」ではなく「システムを開発して売ること」が仕事なので、プログラミングスキル以外も必要です。
システム開発の流れと必要なスキル
システム開発の流れと必要なスキルはざっくり下記のようなイメージです。
システム開発の流れ | コミュニケーションスキル | 論理的思考力 | プログラミングスキル | マネジメントスキル |
①お客さんにどういったシステムを作ってほしいのかヒアリングする | 〇 | 〇 | 〇 | |
②どうやってプログラミングをしてシステムを開発するかを決める | 〇 | 〇 | 〇 | |
③プログラミングをしてシステムを開発/テストする | 〇 | 〇 | 〇 | |
④お客さんに納品する | 〇 | 〇 |
見ての通り、プログラミングスキル以外にも様々なスキルが必要です。
「コミュニケーションスキル」はお客さんと接する機会が意外と多いので必要です。
「論理的思考力」はシステムをよく知らないお客さんにシステムの内容を説明するときや、システム開発にどういったプログラミング技術が必要か考えるときに必要です。
「マネジメントスキル」は、システム開発には納期がつきもので、システムエンジニアはシステム開発全体の司令塔の役割があるので、納期・品質を守るために必要になってきます。
システムエンジニアはプログラミングスキル以外にも必要なスキルがあることはご理解いただけましたでしょうか。
独学でシステムエンジニアに必要なスキルを身につける方法
システムエンジニアに必要なスキルについて解説したので、次はどうやって必要なスキルを独学で学ぶかについて解説していきます。
独学で身につけることができるのは「論理的思考力」「プログラミングスキル」だけ
システムエンジニアに必要なスキル(コミュニケーションスキル/論理的思考力/プログラミングスキル/マネジメントスキル)の中で、独学で身につけることができるスキルは「論理的思考力」と「プログラミングスキル」しかありません。
独学=一人で行う作業ですよね。「マネジメントスキル」「コミュニケーションスキル」が必要な作業は、相手が居て成り立つ作業のため、独学では身につけられません。
例えば、「マネジメントスキル」はシステム開発を行うチームがいないと成り立ちませんし、「コミュニケーションスキル」はどういったシステムを作りたいか要望を言ってくれる顧客がいないと成り立ちませんよね。
つまり、独学で身につけることができるのは「論理的思考力」「プログラミングスキル」だけになります。
独学で「論理的思考力」を身につける方法
論理的思考力(ロジカルシンキング)を無料で学べる良いサイトがあります。
ちょっとお堅い文章が多いですが、動画もあるのでそちらを見ることをまずはオススメします。
あと私が読んだロジカルシンキング系の本では下記の本が一番分かりやすかったのでオススメです。
正直、ロジカルシンキングはいくら独学で学んでも実践しないとなかなか身につかないものなので、独学でやるなら知識として持っておくまでにとどめておいてOKです。
独学で「プログラミングスキル」を身につける方法
下記のサイトは無料でプログラミングを学ぶことができる良質なサイトです。まずは下記サイトのカリキュラムを一通り終わらせましょう。
「プログラミング言語って色々あるからどれから始めて良いかわからない」という人は、下記の記事をどうぞご覧ください。
Pythonの経験があれば転職に有利に運ぶこと間違いなしなのでオススメです。
独学で自分に自信がついたらシステムエンジニアになるために行動をしよう
独学でシステムエンジニアに必要なスキルを身につける方法について解説しましたが、独学では限界があります。システムエンジニアに必要な「コミュニケーションスキル」「マネジメントスキル」は、独学では身につけることはできません。
「コミュニケーションスキル」「マネジメントスキル」は、実務経験の中で身につける必要があります。
そもそもあなたが独学しようと思った理由はなに?
そもそもあなたは「独学でシステムエンジニアになること」が目的なのでしょうか?
「システムエンジニアになること」が最終的な目的ですよね。
なので独学はあくまで手段ということになります。
そもそもあなたが独学をしようとするのは「システムエンジニアになる前に少しでも自信をつけたい」「何かしら事前準備をしないと不安」などが理由ではないでしょうか。
確かにその気持ちはすごいわかります。人間、新しい一歩を踏み出すことが一番難しいですよね。
しかし、いつまでも独学にこだわっているといつまでたってもシステムエンジニアとしての第一歩を踏み出すことはできません。
結局は実務を経験することがスキルを身につける一番の近道
システムエンジニアに必要なスキルである「コミュニケーションスキル」「マネジメントスキル」は実務経験の中で身につけるものです。
独学をしてみて、自分に少しでも自信がついたならすぐに転職活動をすべきです。
今ならIT人材は超売り手市場なので多少スキルがなくても採用されやすい時代です。
とは言うものの頭で変わっていてもなかなか行動できないものですよね。
下記の記事には未経験者でもシステムエンジニアになる方法を書いていますのでこれをご参考に行動してみてください。
また、下記の記事にはシステムエンジニア向けのオススメの転職エージェントについて解説しているのでこちらもどうぞご覧ください。
最後に
今回は独学でシステムエンジニアになりたい人向けに、現役システムエンジニアの私が、独学でシステムエンジニアになる方法について解説しました。
「独学である程度自信がついたら即システムエンジニアに転職しましょう」が結論でした。
下記はシステムエンジニア向けのオススメの転職エージェントです。転職エージェントは登録無料なので、とりあえず登録しておいて、独学と並行して良い会社を紹介されるまで粘るというやり方をオススメします。
- リクルートエージェント:大手の転職サイトその①
- マイナビIT AGENT:大手の転職サイトその②
- ワークポート:元々はIT業界専門の転職サイト
- 第二新卒エージェントNeo:第二新卒専用の転職サイト
以上です。